以前の記事でマゼンタかぶり(マゼンタ浮き)にならないよう
DPPのホワイトバランス補正で若干修正
そんな記事を投稿
マゼンタかぶりってどんな感じ?
そんな事を聞かれた事があったので上の写真を使って簡単に解説
これもDPPのホワイトバランス補正でG+2の修正してます
2021年7月23日撮影
Canon EOS R5
EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
絞り値:f/5.6
露出補正:+1
焦点距離:400mm
ホワイトバランス:5200K
高輝度側・階調優先:する
ISO:200(オート)
AFモード:サーボ AF
測距エリア選択モード:顔+追尾優先AF
現像ソフト:Digital Photo Professional 4
左がDPPでホワイトバランス補正でG+2
右がホワイトバランス補正をしていない撮影したままの状態
比較すると右側の写真水面が若干赤っぽい
よく見るとなつの茶色の毛色も赤っぽく見え
全体的に赤色が強く見える
これをマゼンタかぶりと言ってます
比較するとわかりやすいけど
比較しないで修正していない写真単体で見ると
赤っぽく見えない事もあります
以前の記事に書いたように
これをプリントすると経験上
より赤っぽく印刷される可能性が高いです
それと調整していないモニターの場合も
赤っぽく見えるか青が強い発色になる可能性が高いです
ただしここで注意するのは
個人個人によって色の見方や感覚が違うので
人によってはマゼンタかぶりしていないように見える人も多いです
撮影した写真をプリントして
モニターの色とプリントされた写真との色の比較など
色について細かくチェックしている人ほど
色かぶりについて敏感な方が多いです
自分の場合
仕事で色校正など色のチェックを常にしていたので
写真を見る目がそのようになり
常に後工程や最終の仕上がりを考え色をチェックしていました
昨日投稿した写真
これもプリントすると少し赤が浮いて再現される可能性が高いです
水面の青や青空
シアン系やブルーバイオレット系の色が多い色調は
マゼンタかぶりしやすくなります
そんな事を頭に入れて修正していない写真を見てみましょう
どうでしょうか
なんか全体的に赤っぽく見えませんか?
見えるようでしたら色を見る目が鍛えられた証拠です
ただし以前も記事に書いたけど
モニターのキャリブレーションをして色の評価をしないと意味がありません
最低限白の発色はコピー紙の白に近いくらいの調整はしましょう
色の発色がいい加減の状態で色を見ても
元が狂っているのでなんにもなりません