タイトルと写真は全く関係ありません
2020年2月4日撮影
Canon EOS R
RF24-105mm F4L IS USM
絞り値:f/4
露出補正:+1/3
ホワイトバランス:5000K
ISO:400
AFモード:ワンショット AF
現像ソフト:Digital Photo Professional 4
L.L.Bean の通販カタログが届き安くなっていたTシャツを注文
今日商品が届いた
注文したうちの1点はオレンジ色のTシャツのつもりだった
届いたのは赤色が強いレンガ色だった
えー?!こんな色!!
先ほどWebサイトと印刷物のカタログで商品の色をチェック
やっぱりどう見てもオレンジ色
まあしかたない…
そう思いそのまま着ることに
たぶんみなさんそんな経験ありませんか
印刷物の色と商品の色が若干違うのは許容範囲と思っているが
Webサイトの商品の色があまりにも違うのはちょっといただけない
例えば印刷物のカタログ
これはかなり苦労して制作していると思われる
印刷物のカタログができるまでの工程をおおまかに…
商品撮影
色分解&色調整
校正刷り
再校(色修正&訂正)
本刷り(印刷)
おおまかにこんな流れになる
ファッション関係の通販カタログは色分解&色調整がかなり大変
色分解とはなんぞや
そう思う方がほとんどだと思います
簡単に説明すると
通常の印刷物(オフセット印刷)は
C:シアン(青)M:マゼンタ(赤)Y:イエロー(黄)K:ブラック(黒)
の4色のインキを使って印刷されています(色の三原色)
4色なのになんで三原色?
この説明をすると長くなるので自分で調べてください
撮影された写真は
R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)
で再現されてます(光の三原色)
実際にルーペなどで印刷物を見ると4色の網点が見えます
光の三原色の場合PCのモニターをルーペでみると3色の点が見えます
RGBをCMYKの4色に分けることを色分解と言います
この業界の最近の若い人はあんまり分解と言わないかも…
業務用の編集ソフトやPhotoshopでプロファイルを作って
4色に色分解したりします
会社独自の基本カーブを作って色分解しており
この基本カーブのでき次第である程度写真の品質が決まり
あとはオペレーターの写真や色を見るセンスになってくる
この色分解&色調整の作業時に
クライアントから写真データと一緒に現物(Tシャツなど)が送られ
色分解された写真が実際の商品の色と同じ色になるように調整
一部分だけ商品と同じ色にしても
撮影された商品は明るい部分や暗い部分などもあり
部分的に同じ色にしても同じ色に見えないので
全体的に写真を見た時に似たような色になるように調整
その辺はオペレーターのハイライトから中間シャドーと
明るさのトーンやカラーバランスを見るセンスが問われてくる
さらにいくら色分解&色調整で色を作ったとしても
校正刷りで色がばらけてしまうと何にもならない
なのでトータルでのカラーマネージメントが必要になる
何度も訂正をしてやっとクライアントから校了をもらう
かなり大変な作業なので
ある程度カタログと色が違うのはしかたないと思ってる
本刷りで色がばらけてしまうこともあります
今日はちょこっと専門的なお話しでした