富士フイルムX-T3を手放したことで裏切者と言われてしまった続き
今日で7月も終わり
でも今月のファイル利用量が55%と半分強しかつかってないので
今日は写真いっぱい載せちゃいます
前回はピント精度について書きました
この場所は周囲の環境によってホワイトバランスをオートで撮影すると
マゼンタがすっこ抜ける
EOSでも例外でなく
X-T3でもマゼンタが同じようにすっこ抜けて気持ち悪い色に
驚いたのは葉の色が青々している
グリーンの中のシアンが強い印象
フィルムシミュレーションをVelviaにしていたことも影響していると思う
それを考慮しても色がちぐはぐな印象を受けた
ピントはイマイチで毛並みの質感が悪い
2018年9月24日撮影
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8 R LM WR
絞り値:f/2.8
ホワイトバランス:オート
フィルムシミュレーション:Velvia
現像ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
X-T3の写真とは場所がほんのずれて違う場所だけど
EOSでもホワイトバランスをオートにするとマゼンタがすっこ抜ける
雰囲気優先なんだけど
雰囲気ぶち壊し
ピントはイマイチだけど毛並みの質感は良い
葉の色は全体の色の雰囲気に馴染んでいて自然
2018年7月8日撮影
EF135mm F2L USM
絞り値:f/2.2
ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)
現像ソフト:Digital Photo Professional 4
マゼンタがすっこ抜けているので
マゼンタを入れる方向でホワイトバランスをマニュアルで設定
この画像を最初に見た時わんこが剥製のように見えた…
雰囲気はホワイトバランスオートに比べだいぶよくなった
葉の色も自然な感じになった
ピントはまずまずでやはり毛並みの質感が悪い
質感が悪いので剥製のように見えたのかも
背景の葉っぱの光があたっている所と当たっていないところの差が激しい
と言うか、明るい所から暗い所へのグラデーションが不自然
わんこの額の明るい部分の色の感じがイマイチ
やはり毛並みの質感によるものと思われる
背景のボケが汚い
2018年9月23日撮影
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8 R LM WR
絞り値:f/2.8
ホワイトバランス:5200K
フィルムシミュレーション:Velvia
現像ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
EOSホワイトバランスマニュアルで設定
X-T3と比べると葉の色が黄色っぽい
個人の好みになるが、色の繋がりを考えるとEOSの色の方が自然
全体的に色がまとまっている感じ
ピントはまずまずで毛並みの質感は良い
剥製には見えず生命力が感じられる
ボケはきれい、ただしこちらは単焦点レンズ
全体的に柔らかい雰囲気
カメラが持っている階調(トーン)性能が滑らかだと思われる
2018年5月4日撮影
EF85mm F1.2L II USM
絞り値:f/2.2
ホワイトバランス:5700K
現像ソフト:Digital Photo Professional 4
こんな逆光で露出が厳しい場面でも自然な階調で描写
強い日光の反射があるので
被写体が暗くならないように露出補正は+1 2/3
それでもライト側の色飛びが少なく自然なトーンで描写してくれた
2018年5月4日撮影
EF85mm F1.2L II USM
絞り値:f/2.2
ホワイトバランス:5700K
現像ソフト:Digital Photo Professional 4
ホワイトバランスがオートの時
わんこの体の白い部分のグレーバランスがマゼンタ寄り
少し暗い雰囲気の場所はグレーバランスがマゼンタかぶりになりやすい
2018年9月23日撮影
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8 R LM WR
絞り値:f/2.8
ホワイトバランス:オート
フィルムシミュレーション:Velvia
現像ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
こちらは撮って出しのjpegをリサイズ
全体的にマゼンタかぶり
日陰でホワイトバランスオートで撮影すると
マゼンタかぶりになりやすい
他の写真でもグレーバランスがマゼンタ寄りになりやすい印象を持った
2018年11月3日撮影
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8 R LM WR
絞り値:f/2.8
ホワイトバランス:オート
フィルムシミュレーション:PROVIA
編集ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
色々と設定を変えて撮影して
無難な色に落ち着くのは
フィルムシミュレーションをクラシッククローム
これが一番無難に思えた
ただし、富士フイルムの色が好きな人にはあまり向かなそう
ホワイトバランスはマゼンタかぶりを防ぐためマニュアルで
このくらいの距離だとピントはまずまずで毛並みの質感も良い
jpeg撮って出しをリサイズ
2018年11月3日撮影
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8 R LM WR
絞り値:f/2.8
ホワイトバランス:6500K
フィルムシミュレーション:CLASSIC CHROME
編集ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
フィルムシミュレーションASTIA
柔らかそうな階調にはなるけど
陽のあたり具合で色が濃くなることがある
このくらいの距離だとピントはまずまずで毛並みの質感も良い
jpeg撮って出しをリサイズ
2018年12月31日撮影
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8 R LM WR
絞り値:f/2.8
ホワイトバランス:6500K
フィルムシミュレーション:ASTIA
編集ソフト:RAW FILE CONVERTER EX 3.0 powered by SILKYPIX
ついでに動体
EOSだと他にピント精度が良いのがあればボツにするレベル
X-T3の場合はレベルを低くしないとほとんどボツになってしまう
2018年11月18日撮影
FUJIFILM X-T3
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
絞り値:f/4-8(最後の写真)
ホワイトバランス:オート
フィルムシミュレーション:PROVIA
以上のことから富士フイルムの色は
現在自分がメインで撮っている被写体には合わないと判断
色の好みは個々で違うけど
富士フイルムの色は色が濃くて少々ドギツイ
個々の色が際立ち過ぎて色切れが良過ぎる
色は必ず繋がりがある
繋がりが良過ぎて色切れが悪いと逆に色が汚くなってくる
とくに思ったのは
葉などの緑色は一般的に受けやすい色
悪く言うと素人受けしやすい色
逆にこの色の個性を使って撮影するととっても面白いと思う
とくに思ったのはやはり葉などの緑色
今度ファミレスへ行く機会があれば
メニューに掲載されているサラダなどの野菜の写真を見て欲しい
今まで書いてきた事を頭に入れて写真を見ると
緑の色がとんでもない色をしていると思う
これも記憶色と言える
美味しそうなきれいな色
実際には現実離れした色にレタッチ調整されている
実際に仕事で
ファミレスやファーストフードの商品写真のレタッチをしていたのでよくわかる
もっとマニアックな見方をしてみたい方は
倍率が15倍以上のルーペでサラダなどのメニューの写真を見てみると良い
レタスなどの葉の明るい部分
マゼンタの網点がほとんどないと思う
シアンが強いグリーンになっている
X-T3などで
レストランなどの料理の写真を撮ると良いかもしれない
購入する前に
富士フイルムのカメラで撮影された写真をよく見ていたが
実際に自分で撮った写真と他人が撮った写真では見る目が(見方)
かなり違うことに気がついた
色を気にしてカメラを購入する場合
あまりレタッチされていなく
できればメーカー純正ソフトで現像された写真を参考に
Lightroomなどで現像された写真は参考にならない
現像で色を変えるから
そう思っている方は
どんなカメラを使っても同じだし問題ない
色やピント精度などカメラ個体の問題があるのかと思い
念のため点検に出した
全て基準値以内とのこと
そんなことで手放すことにした