前回の記事から約二カ月も経ってしまいました。
今回でオーディオ関係は一旦終了になります。
30年間に渡って使ってきたスピーカーケーブルを繋いで聴いたところ、迫力ある低音は出るようにはなったけど、BELDENのような中高音の伸びの良さがなくなってしまい、悪く言うとこもったような音になってしまった。
オーディオの修理をやっている友人が言った
BELDENのケーブル左右の各チャンネルを2本ずつにまとめるとかなり音が良くなるみたい
この言葉が気になり作ってもらうように頼んでおいた。
4月25日注文していたケーブルができたと連絡があり引き取りに。
早速繋げてみると予想通りの音が鳴った。
中高域の伸びはもちろんの事、シングルケーブルの時は低音が物足りなかったがしっかり低音も出ていて、低音が出ているため中高音のキツさもなくなり良い感じに。
ただ中高音のキツさもかなり好みだったのでちょっと名残り惜しいが、長時間聴いていると疲れてくる感じなのでバランスを考えるとこれで良いのかも。
同軸ケーブル購入
友人が設置に来てくれた時にヤマハのCDプレーヤーとMAJIK DSM/4を繋ぐ同軸ケーブルを借りていた。
このケーブルがよくおまけで付いてくるような端子が黄色いプラスチックのケーブルだったので
”良いケーブルにすればもっと音が良くなるかも!”
そう思い、たまたま家にBELDENの同軸ケーブルがあったのでそれに交換して聴いてみたところびっくりたまげました。
おまけのようなケーブルの方が音がかなり良く、BELDENのケーブルは音が沈んでしまう感じだった。
おまけのケーブルは友人に返却しないとならないので、相談してLINNのケーブルを注文して端子を作ってもらった。
LINNのケーブルはBELDENのよりもはるかに良く、おまけのケーブルと同等くらいな感じ。
これでしばらく聴いていく事に。
Account Space Optimisation導入
MAJIK DSM/4 を設置してから Konfig の Space Optimization で部屋に合った調整をして聞いていた。
ケーブルも整った事なのでさらに部屋の調整ができる Account Space Optimisation で調整する事にした。
Space Optimization だと部屋の縦横の寸法しか入力できず、部屋が四角い形になってしまうが、 Account Space Optimisation だと部屋の間取りを忠実に再現できる。
そして壁の窓の位置なども細かく設定できるのでより部屋に合った特性になる。
Account Space Optimisation を適用した事で音の鳴り方や聴こえ方がかなり変わりました。
Space Optimization では良く言うと音が粒だって一つ一つの音がクリア。
悪く言うと音があちこちで鳴りまとまりがない。
そんな感じでしょうか、でもこの鳴り方がけっこう好みでした。
Account Space Optimisation を適用すると音にまとまりが出て一体感のある鳴り方になった。
部屋の間取りなどが音響効果に反映されているのかなと思ったけどどうなんでしょう。
Space Optimization の鳴り方も面白くて良いけど、長時間聴くには音にまとまりがあった方が疲れなく鳴り方が自然なので、基本的に Account Space Optimisation を適用した音で聴く事に決定。
切り替えは簡単にできるので気分によって変えても良いかも。
気温や湿度も登録するので四季で登録しておくのが良さそう。
Account Space Optimisation の設定で壁などの材質の事でわからない事があったのでサポートへメールで質問を送ったところ、返信はメールではなく電話を頂いてとても丁寧に説明とサポートをしてくれました。
ケーブル類も揃いこのセッティングで聴いていく事にしてこれで完了。
音は以前のMcIntoshと比べるとおとなしい感じで音がきれい。
物足りなさは感じられないけど、音量を大きくした時はちょっと音の鳴り方が窮屈に感じられ、その辺りはちょっと物足りなさが感じられる。
それと一番物足りないと言うか残念なのは見た目のデザイン。
写真は有機ELディスプレイに曲名が表示されている状態。
常に表示されているわけでなく数秒すると消える。
消えてしまうと何にも表示されなく電源が入っているのかもわかり難い。
常時表示ができるようだけど、焼き付きが起きる可能性もあるので消える設定にした方が無難かも。
ただ消えた状態だとただの黒いプラスチックの箱にしか見えなく、4、5万円くらいのアンプにしか見えない。
とても60万円もするアンプには全く見えません。
前面上部に横長のスイッチがあるけど材質がプラスチックで押した感触も質感が全くなく安っぽい。
有機ELディスプレイの表面のパネルもアクリルパネルみたいな材質でかなり安っぽい。
汚れたからとティッシュなどで拭くと細かい傷がつきそうで、光を反射させてみると購入時からかなり細かい傷がついていた。
できればここの部分はガラスなどにして高級感を出して欲しかった。
McIntoshのようなそこにあるだけで絵になるような風格が全くないのが非常に残念。
デジタル機器なので長く使えるのか不明だけど、NASなど使わずシンプルな使い方になるのでできるだけ長く使っていこうと思ってます。
NASで使っていきたいと言う方には使い方が広がって良いのかもしれません。
自分の場合はNASは全く導入する考えはなく、USBメモリーをNASのような感じで使えればと思ってます。
32GBの容量で800円とかなりコスパ良し。
ただしMAJIK DSM/4に直接接続できないのが不満。
NASのハードディスクの耐用年数など考えるととてもNASで聴いていこうとは思いません。
購入してから3回ほどファームウェアアップデートがありました。
アップデートも Konfig から簡単にできるのが良いですね。
今のところの不具合は聴いているとモードが勝手に切り替わりラジオのような音楽が鳴りだした事が多くあったけど、今月にあったアップデート後は今のところ問題なし。
それとBluetooth接続で聴いている時に接続が切れて本体の電源を入れ直さないと接続ができない症状が数回ありました。
デジタル機器だとこんな事もあるけどアップデートで改善されていけばと思います。
それと一番嬉しいのは重量がMcIntoshの1/10になったこと。
壊れても簡単にラックから出して修理に出せる。
McIntoshだと重くてラックから出すのに苦労し、30年以上使いメンテナンスが頻繁になり、運び出すのも大変になってきたのでこれを考えても買い替えて良かったかなと思ってます。
そしてアンプを変えた事でケーブルも一新となりました。
ケーブルまでは考えていなかったので、機器に合わせてのケーブル選びは必要なんだなと改めて思いました。
長々と続いたMAJIK DSM/4の購入記はこれでおしまい。
何かオーディオ関係で変化があったらまた書きたいと思います。
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