聴きだしてから二週間ほど経過。
聴き始めの頃よりも音が馴染んできた感じで、聴き始めた時の高域の音のキツさや全体的な音の硬さがかなり和らいで聴こえるようになりました。
昔からTANNOYメーカーは知っていて、オーディオの修理を専門におこなっている友人の師匠のお店で Autograph を聴かせてもらった事はありました。
名前だけは知っているって感じなので、某AIチャットに ”TANNOYの特徴は?” と質問してみました。
”TANNOYは、1926年にイギリスで創業したスピーカーメーカーです。創業者はガイ・R・ファウンテンです。TANNOYのスピーカーは、同軸ユニットを採用していることが特徴です。同軸ユニットとは、ツイーターとウーファーを1つのユニットにまとめたものです。これにより、音の定位が良く、自然な音を再現することができます。また、TANNOYのスピーカーは、音圧が大きく、力強い音を出すことができます。そのため、コンサートホールやライブハウスなどの大音量で音楽を楽しみたい方におすすめです。
TANNOYのスピーカーは、現在も世界中で愛用されています。日本でも、多くのオーディオ愛好家から支持されています。TANNOYのスピーカーは、価格は高めですが、その音質は価格以上の価値があります。一生モノのスピーカーをお探しの方は、TANNOYのスピーカーを検討してみてはいかがでしょうか。
TANNOYのスピーカーの特徴は、以下の通りです。
・同軸ユニットを採用
・音の定位が良く、自然な音を再現
・音圧が大きく、力強い音を出す
・価格は高めだが、その音質は価格以上の価値がある
TANNOYのスピーカーは、多くのオーディオ愛好家から支持されている、高品質なスピーカーです。一生モノのスピーカーをお探しの方は、TANNOYのスピーカーを検討してみてはいかがでしょうか。”
だそうです。
TANNOYを選んだ理由にストリングス系の音がきれいに鳴ってくれそうとの思いと言うか願いで選んだ。
設置して最初に鳴らした時
”あれ?きれいだけどJBLやB&Wとそんなに変わらない?!”
”思っていたのと違う音でやっちゃったかも?!”
それが最初の印象でした。
注文前にオーディオの修理を専門におこなっている友人に相談した時、
”デモ機を用意するからまずは聴いてみて!”
と言ってくれたけど、こんな高価な物を借りて、しかもその時日本のあちこちで大きな地震が起きていて、どう見ても形状が不安定そうな形をしているので、もし転倒させて壊しちゃったら…
そう思い、貸し出しは辞退して注文しちゃいました。
それと友人が珍しく”素晴らしいスピーカー!”と褒めていたのも理由の一つ。
そんな事で実機を実際に見てもいないし試聴もしていませんでした。
特殊な形状で設置が不安定な懸念は友人が ”とりあえずこれ貼り付けて使って” と耐震マットをプレゼントしてくれ、三角形に切ってスピーカー底面に貼り付けB&W607S2AE用に用意した大理石が丁度良い大きさなのでそのまま使用して大理石の上に設置。
耐震マットの威力は凄くちょっと揺すっただけではビクともしない。
ただし、ちょっとスピーカーを移動したいなんて時は耐震マットを剝がすのがけっこう大変で、一度設置したらあまり動かしたくない感じで少々不便。
安定性を増すため、現在スピーカー底面よりも大きいサイズのウォルナット板をオーダー中。
底面に噛ませて設置面積を大きくして安定性を保とうと計画中。
それと万が一転倒しても外装に傷が付き難いようにスピーカーカバーを特注で製作、聴かない時はカバーをして日焼け防止も兼ねて保護するようにしている。
転倒防止用のウォルナットは塗装もあるため少々時間がかかりそう。
ネジ穴などの工作作業も必要で、必要なネジと工作作業は友人が用意&作業してくれる予定。
後日友人の ”Hi-Fi Audio PLODDER” のブログに掲載されると思います。
設置して最初に LINN MAJIK DSM/4 の Account Space Optimisation で Autograph mini/GR 用の設定を演算して登録。
Space Optimization のスピーカー項目に Autograph mini/GR がないので Autograph mini で登録。
Space Optimization は音が明瞭になるので必ず必要な作業。
最初のうちはとにかく音がとても硬い印象で、音楽を鳴らしておこうとできる限り音楽をかけてました。
しばらくすると耳も慣れてきたせいか、あまり高域のキツさが気にならなくなったけど、弦楽器の音が凄い音になってきた。
バイオリンの絃と弓が擦れる感じがよくわかり、目の前で演奏しているかのように聴こえる。
タイスの瞑想曲やバイオリンコンチェルトなどのソロパートなどはとてもよく聴こえるけど、オーケストラなどのストリングスになると低域の音の鳴り方がちょっと物足りなくスケール感がない感じになるのが残念。
こんな感じの曲はちょっと物足りなさを感じる。
スピーカー自体の箱の大きさが小さく奥行きもないのである程度仕方ない感じかな。
この辺りの鳴り方はB&W607S2AEの方がスケール感があって全体的にとても良い感じで鳴ってくれる。
そんな中でも五嶋みどりのベートーベンバイオリンコンチェルトは良い雰囲気で聴かせてくれます。
そしてやはり五嶋みどりのチャイコフスキーのバイオリンコンチェルト、第一楽章が有名だけどこのスピーカーでは第三楽章の鳴りっぷりがとっても良い。
ストリングスの他にピアノの鳴り方もとても好みの鳴り方で、ピアノを弾いてる方ならわかると思うけど、鍵盤を押した時にハンマーが弦を叩く感じが聴いていてわかるような感じで聴かせてくれるので、演奏者が目の前にいるような感じに聴こえる。
ブーニンの伝説のショパンコンクールの猫のワルツは力強い感じで迫力が凄いです。
ちょっと驚いたのは、床に寝ながら聴いていたらとっても広がりのある鳴り方で聴かせてくれた曲がありました。
この曲今までこんなに広がりのある鳴り方で聴いた事がなかったので驚きました。
でも起きていつも通り椅子に座って聞いたらそんなに広がりを感じなくあれ?って感じだったのがちょっと面白かった。
ジャズの名盤 Bill Evans Trio の Waltz for Debby はかなり軽い感じで鳴りました。
もう少し低域の音がしっかりしてくれた方がより臨場感がありそうです。
ただスピーカーケーブルの影響がかなりありそうな感じもします。
何よりも一番驚いたのが Andy Mckee の Art of Motion のアルバム。
弦楽器が良い感じで聴かせてくれるので、アコースティックギターも良さそうと思い、CDをセットして聴いたら今まで聴いた事のない音で聴かせてくれ、弦を弾いたり叩いたりした時のインパクト感がほんとに目の前で演奏しているくらいの錯覚に陥りビックリたまげました。
このアルバムはもう長いこと聴いているけどこんな感覚は初めて。
アルバムに収録されている ”Drifting” を初めて聴いた時、カホンのようなパーカッションを担当している人がいるのかと思っていて、YouTubeで初めて演奏を見た時ビックリたまげました。
このアルバムではCMでも使われた Rylynn が有名でとても美しい曲です。
全く関係ない話しだけど、お世話になっている動物病院の獣医、この当時のアンディマッキーに似ていて、初めて獣医を見た時
”わぁ!アンディがいた!”
と心の中で叫んでしまいました。
アンディマッキーの曲の中で一番好きな曲は下の曲。
この曲はアルバム Art of Motion の中の曲ではないので、Art of Motion ほどの驚くような鳴り方はしてくれないけど、やはり弦楽器なのでギターの木の箱が共鳴して響く感じがとてもリアルに鳴ってくれる。
できれば Art of Motion と同じようなレコーディングをして欲しかったと思うほどでした。
レコーディングエンジニアって重要ですよね。
昔、この曲を普通の6弦のギターでなんとかそれらしく弾けないかとあれこれやってみたけど、チューニングが難しくて弾けませんでした。
設置後色んなジャンルの音楽を聴いて音を確認したけど、どんなジャンルもそこそこ鳴らしてくれるけど、やはり弦楽器がメインの音楽が一番聴いていて心地良い。
なので設置してからクラシック音楽をよく聴くようになりました。
ロックなどもそこそこ聴かせてくれるけど、物足りなさを感じた時はJBL4312AWやB&W607S2AEに切り替え、音楽ソースによって使い分けていこうかなと思ってます。
ケーブル端子はバナナプラグなのでケーブルの抜き差しが簡単。
それとウォルナットの木目とゴールドの装飾が美しく、目でも楽しませてくれるのがとっても嬉しい。
使用している LINN MAJIK DSM/4 は見た目が全くダメダメでとってもチープな感じに見える。
ネットでレビュー記事など見ると美しいデザインなどと高評価してるけど、前面はアクリルパネルでプラスチッキーで傷がつきやすい。
ボタンはプラスチックで押した時の感触がグニャッとして、押した感触が安っぽいので自分はデザインは超低評価。
サファイアガラスなど使っていて、ボタンの感触もしっくりカッチリした感触だとまた印象が違うんだけど…
オーディオに興味がない人に”このアンプ4万円”と言っても信じて納得しそう。
でも音はとってもきれいな音を鳴らしてくれるアンプ。
このスピーカーは見た目も良く音も良いので満足しているけど、でもやっぱりちょっと価格が高いですよね。
昨年 TANNOY は価格改定で値上げ、でもこの機種だけは値上げせずでした。
近年値上げラッシュなのでいつ値上げするのかわからないので思い切って購入しました。
低域がもう少しスケール感があると良いけど、大きさを考えるとしかたないと割り切るしかないですね。
初めて見た時こんなに小さいんだと思いました。
もっとスケールのある低域を望むのなら、ランクを上げて Stirling/GR をと言うことでしょうか。
でも Stirling/GR の1本の価格は Autograph mini/GR の価格でも買えません。
ペアで買わないとならないので3倍近い価格になってしまいますね。
キャッチコピーの ”コンサートホールを我が家に” と言うよりも ”演奏者を我が家に” そんな感じがするスピーカーかなと思います。