どんな感じにレタッチすれば良いのか?
なんでこんな風にレタッチできるの?(したの?)
そう聞かれました
たぶんどんな風にレタッチすれば良いのか
そう考えている方ってけっこう多いと思います
撮った写真を見て
ヨシ!
そう思ったらレタッチしなくていいんです
常にレタッチしなくちゃいけないってことはないんです
レタッチしだすともうレタッチしないと気が済まなくなり
せっかくうまく撮れた写真も
レタッチすることで台無しになることも
今回は以前レタッチして投稿した写真を
どんなイメージを持ってレタッチしたのか簡単に解説してみます
投稿した記事に書いてあるように
この場所を一目見た時
ファンタジーの世界に迷い込んだような錯覚になりました
そんなイメージを持って撮影したけど
イメージ通りに撮れません
そんなことでレタッチでイメージした世界を作り上げました
撮影した元の写真
一番イメージとかけ離れているのは色でした
そんなことで最初にイメージした色に近い雰囲気にすることから
その前に目障りな部分が映り込んでいるので消します
スタンプツールで移植して消しました
カラーで彩度を少し上げました
イメージが暖かみのある暖色系なので
色補正の温かみをプラスしてグリーンの色など少し黄色が強い感じに
赤色で囲ってある部分が少し暗過ぎと思った
この辺りは暗さが気にならなければ気にしない
覆い焼きブラシで少し明るくして調子がでるようにしました
極端に明るくすると不自然になるので注意
輝度マスクを使って太陽光を入れた
奥にある陽があたっている木々の葉に奥行き感をだしたいため
フワッと少しモヤがかかっているような
やわらかいイメージにするため
全体的に神秘的を適用した
赤色で囲ったあたりをもう少し神秘的をかけたい
グラディエント・マスクを使い
部分的に神秘的を適用した
赤色で囲ってある水面の映り込みの部分
もう少し暗くして写真を引き締めたい
ただ暗くするのもつまらないので
影の部分で暗く色温度が違うので
シアンが強いグリーン色の映り込みにして変化をつける
マスクを使い
色補正、調整可能なグラデーション機能で色を部分的に調整した
斜めになっている木
陽があたっている赤色で囲ってある部分を少し明るくしたい
覆い焼きブラシで少し明るくした
あまりやり過ぎないように…
覆い焼きブラシで明るくした部分に
太陽光をあててあげましょう
太陽光を適用した
全体的に明るくしたいので
ライト機能の露出で全体的に明るくした
水面の空の映り込みの色が
マゼンタ被りで赤っぽい色でイメージ的に良くない
Luminar 4 で部分的な色調整は面倒なので
完成
現像ソフト:Digital Photo Professional 4
編集ソフト:Luminar 4
編集ソフト:Adobe Photoshop CC 2019
こんなイメージや作業でレタッチしました
今回は現場でイメージしたものを Luminar 4 を使って作業しました
レタッチはイメージしたものを実現してあげる
そんな感じでレタッチするとレタッチしやすいと思います
なにがなんでもレタッチしてると
もうレタッチせずにいられない
レタッチ病
になるので
撮影した写真を見て
もうちょっとこんな感じに…
ここはもう少し明るい方がいいかな…
色合いがちょっとイメージと違った…
などと思ったらレタッチ
今回の写真もそうですが
レタッチし過ぎてると
写真でなくCGになってきます
Lightroomが登場して
レタッチし過ぎの写真が流行りだした頃
そんな写真を見て最初は
マットペイント(ガラス板に絵を描く)
で作った絵かと思ったくらいでした
なのでほどほどに
よく書いてますが
カメラの設定で色や雰囲気を作った
ノーレタッチの写真が一番階調がきれいで自然です
そんな風にいつも思ってます