ある日の写真

猫と犬と散歩の写真と時々オーディオと音楽。

レタッチで作品?にする

どんな感じにレタッチすれば良いのか?

なんでこんな風にレタッチできるの?(したの?)

そう聞かれました

たぶんどんな風にレタッチすれば良いのか

そう考えている方ってけっこう多いと思います

撮った写真を見て

ヨシ!

そう思ったらレタッチしなくていいんです

常にレタッチしなくちゃいけないってことはないんです

レタッチしだすともうレタッチしないと気が済まなくなり

せっかくうまく撮れた写真も

レタッチすることで台無しになることも

今回は以前レタッチして投稿した写真を

どんなイメージを持ってレタッチしたのか簡単に解説してみます

 

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oneday71.hateblo.jp

 

投稿した記事に書いてあるように

この場所を一目見た時

ファンタジーの世界に迷い込んだような錯覚になりました

そんなイメージを持って撮影したけど

イメージ通りに撮れません

そんなことでレタッチでイメージした世界を作り上げました

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撮影した元の写真

一番イメージとかけ離れているのは色でした

そんなことで最初にイメージした色に近い雰囲気にすることから

その前に目障りな部分が映り込んでいるので消します

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スタンプツールで移植して消しました

 

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カラーで彩度を少し上げました

 

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イメージが暖かみのある暖色系なので

色補正の温かみをプラスしてグリーンの色など少し黄色が強い感じに

 

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赤色で囲ってある部分が少し暗過ぎと思った

この辺りは暗さが気にならなければ気にしない

 

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覆い焼きブラシで少し明るくして調子がでるようにしました

極端に明るくすると不自然になるので注意

 

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輝度マスクを使って太陽光を入れた

奥にある陽があたっている木々の葉に奥行き感をだしたいため

 

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フワッと少しモヤがかかっているような

やわらかいイメージにするため

全体的に神秘的を適用した

 

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赤色で囲ったあたりをもう少し神秘的をかけたい

 

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グラディエント・マスクを使い

部分的に神秘的を適用した

 

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赤色で囲ってある水面の映り込みの部分

もう少し暗くして写真を引き締めたい

ただ暗くするのもつまらないので

影の部分で暗く色温度が違うので

シアンが強いグリーン色の映り込みにして変化をつける

 

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マスクを使い

色補正、調整可能なグラデーション機能で色を部分的に調整した

 

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斜めになっている木

陽があたっている赤色で囲ってある部分を少し明るくしたい

 

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覆い焼きブラシで少し明るくした

あまりやり過ぎないように…

 

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覆い焼きブラシで明るくした部分に

太陽光をあててあげましょう

太陽光を適用した

 

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全体的に明るくしたいので

ライト機能の露出で全体的に明るくした

 

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水面の空の映り込みの色が

マゼンタ被りで赤っぽい色でイメージ的に良くない

Luminar 4 で部分的な色調整は面倒なので

Photoshopへ渡してPhotoshopで作業して完成

 

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完成

現像ソフト:Digital Photo Professional 4

編集ソフト:Luminar 4

編集ソフト:Adobe Photoshop CC 2019

 

こんなイメージや作業でレタッチしました

今回は現場でイメージしたものを Luminar 4 を使って作業しました

レタッチはイメージしたものを実現してあげる

そんな感じでレタッチするとレタッチしやすいと思います

なにがなんでもレタッチしてると

もうレタッチせずにいられない

レタッチ病

になるので

撮影した写真を見て

もうちょっとこんな感じに…

ここはもう少し明るい方がいいかな…

色合いがちょっとイメージと違った…

などと思ったらレタッチ

今回の写真もそうですが

レタッチし過ぎてると

写真でなくCGになってきます

Lightroomが登場して

レタッチし過ぎの写真が流行りだした頃

そんな写真を見て最初は

マットペイント(ガラス板に絵を描く)

で作った絵かと思ったくらいでした

なのでほどほどに

よく書いてますが

カメラの設定で色や雰囲気を作った

ノーレタッチの写真が一番階調がきれいで自然です

そんな風にいつも思ってます